金糸製作の手順

@フイルム原版

Aフイルムに黄色く着色
ココでの着色により金糸が、赤くなったり黄色くなったり決まる

B純銀箔の上に黄色くなったフイルムを重ねるため、金色に見える

C裁断
裁断した後、黄色い糸に巻きつけ金糸となる

ソフト金糸

裁断

@フイルム原版
フイルム原版に、純金を蒸着

A裏に和紙を貼り付け

B裁断
裁断した後、黄色い糸に巻きつけ金糸となる

純金蒸着金糸

@漆紙

A漆紙に漆を
金箔を貼るために、漆紙に漆を塗る

B金箔を貼る
純金を薄くたたき延ばし貼り付ける
(風合いの良い輝き)

C裁断
裁断した後、黄色い糸に巻きつけ金糸となる

漆紙   

金箔を貼る

純金箔金糸

現在太鼓台 屋台に使用されているソフト金糸(アンダーコーティング)、純金蒸着金糸、純金箔金糸を
簡単に分かりやすく簡単に説明します

フイルム原版           

銀箔の上に着色済フイルムを重ねる

フイルム原版           


裁断


フイルムの裏に金を蒸着

着色済フイルム

漆紙に漆を塗る

裁断

なおソフト金糸にはトップコーティング使用がありますが10年足らずで変色します
太鼓台には不向きです (単価が安くても使用しないこと)

フイルム原版
着色済フイルム
銀箔の上に着色済フイルム
裁断
フイルム原版
金を蒸着
裁断
漆紙
漆を塗る
金箔を貼る
裁断
金糸見本
仕上がり
仕上がり
仕上がり
五色金糸見本

太鼓台等でよく使用する金糸の太さは 4掛けから16掛けまでです
鱗は16掛けが理想です  拡大画像

このような五色と呼ばれている 色が混ざった糸もあります
 拡大画像


フイルム原版に蒸着(めっき)する際 めっきの厚みはさまざまです。 この厚みが薄い場合はフイルム原版に着色しますので 本金でも赤くなったり黄色くなったりします。

プラチナ箔糸

プラチナ箔糸

プラチナ箔糸の製作工程は
純金箔金糸とほとんど同じですが、高級着物、帯に使われてます細口糸がメインで太鼓台刺繍などに使う太口はあまりありません。
そのため 手より作業で芯糸に箔を巻きつけています。

ほとんどの飾り幕で使用してます糸は 銀糸が主です。
画像 左側が銀糸 右が プラチナ箔  プラチナは少し黒味があり鉛のような色してます
拡大画像はコチラ
銀糸とプラチナ箔糸
縫箔 小山